旧創作設定群
大昔に設定だけ練っていた産物
とても長い。
商人シリーズ
―― 何でも・何時でも・何処へでも、
外国だろうが 墓場だろうが 彼岸だろうが 異世界だろうが
何処ででも商売いたシまス ――
【萬屋幻想奇譚】(商人シリーズ本編)
商人(あきんど)
性別:男 ■外見年齢:18~20歳
■髪:黒 ■目:緑 :前髪で片目を隠している。小柄。
:様々な品を扱う道具屋、店舗を持たない旗商いで各地を回っている。外国や異世界にも商売に行っているらしい。
飄々とした性格で、何処となく胡散臭い。ふざけてるのか真面目なのか分からないキャラ。敬語をしゃべると語尾がおかしくなる(字面ではカナになる)。商売気質。
前髪で隠された片目には特殊な義眼が嵌っている。義眼の効果で両目は見えるものの、余計なもの(この世のものではないもの)まで見えてしまうのでいつもは隠している。
腰に帳面(数冊)と矢立(黒墨、朱墨)。
サブアイテムで問屋そろばんとミニ法螺貝(サザエ大、連絡用、首掛け紐付)。
四次元上着を着ている、何でもそこから取り出す。特に寸法の大きいものは、一旦上着を脱いでから手品師みたいに取り出す。
四次元上着、焦茶系・濃緑系の羽織。中は着物だったりTシャツとズボンだったり。
武士に『商人』と呼ばれる。
骨董屋に『行商(人)さん・万屋さん』と呼ばれる。
「はい、まいどありー」
―― 何でも・何時でも・何処へでも、
外国だろうが 墓場だろうが 彼岸だろうが 異世界だろうが
何処ででも商売いたシまス ――
過去設定:本性は烏天狗、天狗がまだ勢力を誇っていたときに研究のため捕らえられた。その時に右の目を傷つけ、後にそれが原因で腐り落ちる。また両翼も切り落とされ、天狗としての能力をほとんど失った。現在使える能力は時空を超える力のみで、身軽だが空は飛べない。
※「裏の裏設定」で重要な脇役で登場。
武士(もののふ)
■性別:男 ■外見年齢:34~39歳 ■髪:銀(灰青) ■目:紺・青鈍
:正確には、元武士。水簾洞という洞窟に住み着き、日がな本を読んでいる。時々龍笛(横笛)を吹く。稀に外出する事もある。
寡黙。黙々と本を読んでいる。
着物(藍鼠)に鈴掛(紺)、青系の着物。
水簾洞は、かつて呼ばれていた地名。現在は近隣(といっても一番近い人里とは四里ほど離れている)。洞穴の内外に滝がかかり、水で出来た簾のように見えることから水簾洞と呼ばれていた。水回りがよく、洞穴なのでひんやりしている。
商人に『水の大将』とか『旦那』とか呼ばれている。
骨董屋に(悪意を持って)『ご隠居さん』と呼ばれる。
過去設定:本性は天狗、天狗界では高名な将軍だったが、天狗の世界の変わり方に失望し、翼を封印して隠居する。将軍だったころは強い妖力を持っていたが、武術だけでもかなり強い。
天狗界が滅ぶか滅ばないかと言うほどの大事件が起きた時に、囚われていた烏天狗(後の商人)を助け出す。
骨董屋(こっとうや)
■性別:男 ■外見年齢:25~27歳 ■髪:濃灰 ■目:焦茶(片眼鏡の方だけ淡い金色)
:書画骨董を扱う骨董屋、『彼岸堂』という小さな店を都で開いている。
慇懃腹黒。いつも敬語だが、にこやかに腹黒い。
暗色系基調の着物、紫が多い。片眼鏡(モノクル)着用。
表には紫陽花(肥料を工夫しているので年によって色が変わる)、店内には彼岸花がある。
武士と仲が悪い(というよりも骨董屋が一方的に嫌っている?)。
商人に『骨董屋さん』と呼ばれる。
武士に『骨董屋』と呼ばれる。怒っている時はたまに『がらくた屋』と呼ばれる。
「いらっしゃいませ。何か、お探し物ですか?」
「おや、行商さん、ご無沙汰でしたね」
絡繰師(からくりし)
■性別:男 ■年齢:22~4 ■髪:やや暗いの焦茶 ■目:黒
:木工の職人さん。絡繰(ラクソウ)の町の駆け出し絡繰師。
物語の語り手役。
商人に『カラクリ師』と呼ばれる。
武士に『大工』と呼ばれる。
骨董屋に『絡繰士さん』と呼ばれる。
※舞台は絡繰(ラクソウ)の町。からくりで有名な町である。近くには照明器具で有名な灯火(トウカ)の街(絡繰より大きい)、や國の中心地である都(みやこ)がある。
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【萬屋行商記】(商人シリーズ外伝)
商人が落ちこぼれの龍と二人旅をする物語。絡繰を本拠地として、各地を渡り歩き、様々な事件に巻き込まれる。
脇役で武士も登場。
【「月亭燈篭」】
(げつていとうろう)
江戸時代の作家が主人公の短編。
月亭燈篭・藤月燈篭 (倉戸提灯 / 藤月景昭/旧姓・簗木景昭)
■性別:男 ■年齢:23 ■髪:黒 ■瞳:黒
主に怪異物語を書いている。萬屋幻想奇譚(商人シリーズ本編その1)の作者。
『藤月燈篭』『倉戸提灯』という別名もある、どちらもペンネーム。「藤月燈篭」が正式なペンネームで「月亭燈篭」は通称。そのほか、「倉戸提灯」の名前で日記を書いている。
本名は藤月景昭(ふじつきかげあき)。元は武士の出で、その時の旧姓は簗木(やなぎ)。
簗木家は代々とある藩で蔵書の管理をしていた。次男に生まれた藤月は武士としての仕事を好まず、町方の蝋燭屋の養子になり、もともと好きだった物語を書くようになった。
番外編として彼と彼を取り巻く人々のエピソードがあるが、他の登場キャラクターと直接関わることはほとんど無い。
※著書「萬屋幻想譚」の中で、作者自身がモデルである『月亭燈篭』と言う男が灯火の町の住人として登場する(作中では「月亭」という旅籠を経営し、提灯や行灯も作っていた)。
※現代で『藤月才助』という同姓の小説家がいる、裏の裏設定のキーパーソンである。
昔異世界にいたことがあり、語り手である絡繰の絡繰師と知り合いだった。
(異世界にいたときは行方不明扱い)
『藤月燈篭』は『藤月才輔』の著書の中に登場する架空の人物(名前は藤月才輔の先祖から借りた)。よって、藤月燈篭は藤月才輔の著書の中で作中作の作者にして架空の人物というややこしい設定。なお、裏の裏設定から商人は実在しており、『萬屋幻想奇譚』に登場する人物も異世界にではあるが実在すると思われる。
内藤京次郎(ないとうきょうじろう)
薬種問屋「佐野屋」の若隠居。
書痴、読書家。
長吉郎
貸本屋
袋小路
このサイト名の元。
古書店「卍屋」
安倉 樟葉(アクラ クズハ) 男 23~27歳
髪:飴色っぽい茶髪、癖毛であちこちに撥ねた髪を一つに束ねている、下ろすと肩まで。
目:黒、時々カラコンを入れたり。グラサンもする。
店長。日がな本を読んでいる、ジャンルの節操が無い。
変人。いつも飄々としていて、いつもヘラヘラしている。遊び心満載でヘタレ気味。
好きな本や話題は饒舌に熱く語る。
「卍屋」は本棚が多く本も多い、いたるところに本があり、カウンターやらコーヒーテーブルにも収納。
「僕」 男 20歳
髪:黒、やや前髪長めの短髪。 目:黒
店員。主人公らしき語り手。大学生。
和洋中の怪異本などが好きらしい? 常識人ぶった変人。
※ 本名は「簗木 才輔(ヤナギ サイスケ)」
初対面のときに樟葉が呼んでいたのは「倉戸提灯」の本。
倉戸提灯は商人シリーズ番外に登場。
「裏の裏設定」が存在する。
骨董屋「晴天堂」
七曜(シチヨウ) 男? 20~22歳
髪:黒髪長髪、おかっぱ頭。 目:黒
店長。態度がでかい、唯我独尊。変人。
美人、一見女に見えるが性別は不明。名前が本名であるかも不明。
「晴天堂」は沙将寺の一つ手前、店の中では袋小路の一番奥にある。名前を決める時に晴れていたから付いた名前らしい。
小砂丘 義浄(ササオカ ヨシキヨ) 男 35~38歳(享年)
髪:灰色(生前は黒)、肩までのザンバラ頭、(霊力の宿るという鋏で七曜に切られた)。
目:暗めの灰青(生前は黒)。
戦国時代の武将の幽霊。「晴天堂」の商品である刀に憑いている(元は沙将寺の裏手の墓の傍でがけ崩れが起きたときに出てきた刀を、簫呼堂が引き取った)。
一人称:某。真面目な性格。言葉使いが古い。苦労人。
基本的に始終着物、時々七曜の着せ替え人形になっているらしい。
店内なら自由に動けるため、店を手伝っている。
沙将寺稲荷神社(サショウジ イナリジンジャ) ※通称稲荷神社
桜美 乗嗣(サクラミ アキツグ) 男 22~25
髪:黒色、短髪。 目:茶色(天然)。
通称、神主。実際に稲荷神社の神主なのかは不明。無口で基本的に無表情。
美形、普通にかっこいいタイプ。
読書家で境内にも本が沢山あるらしい、古本屋とも付き合いがある。甘党。
沙将寺は深沙大将を祀っている、宗派不明、袋小路行き止まりの寺。稲荷神社は元はそこの神宮寺(寺の中の神社)扱い。元々は昔、別のところにあったのが統合されたらしい。寺は潰れて神社が残った。
※ 深沙大将(又の名を深沙大王、深沙神、深沙神主)の真言は
「オン アフルアフル サラ サラ ソワカ」、延命、健康などの功徳がある。
古渡美術館
古渡 壮爾郎(コワタリ ソウジロウ) 男 34~37歳
髪:灰色(若白毛で胡麻塩頭になってきたので染めた)。 目:黒
古渡美術館の館長。偏屈で神経質。
とある画家にのめりこんでいる、その画家の作品に命をかける男。画家について語らせると一時間以上かかるという噂。
他の画家の作品を扱わないわけではないが、作品に対する愛情はとある画家にかなり偏る。
館内のものはほとんど複製品。時々海外に行って本物を見に行く。
美術館は白い壁で開放的な感じだが気がつくと迷っているような不思議な造り、実は、そう広くはない。割と出口に近い。
乱視気味で近い作業をする時は眼鏡をかける。ほぼ常に白い手袋をしている。
スナック「リアトリス」
宗野 利鋼(ソウノ トシカタ) 男 26~28歳
髪:黒。 目:焦げ茶。
「リアトリス」のマスター。割りと温和で飄々とした性格。
実家は洋菓子屋。バレンタインやクリスマスなどには余った菓子(日持ちするものしないもの)がよく送られてくるので、洋菓子の店頭販売もしている。
「リアトリス」は袋小路の出口に近い。ここまでは割と人が来る。看板にリアトリスの花が描かれている。
※(裏設定)刑事物に登場
小砂丘 沐蓮(ササオカ モクレン) 男 21歳
髪:黒(癖毛) 目:暗い赤茶(天然)。
アルバイト。大学生。
落ち着いた若者。読書家で、時々卍屋に足を運ぶ。
一人称:俺。
※琳瞳(リンドウ)という従弟がいる。小砂丘シリーズ・学院シリーズに登場。
久我 陸樹(クガ ムツキ) 男 19歳
髪:金髪(染色)。 目:黒
アルバイト。大学生。
やや普通の、ちょっとひねくれた若者。甘党。
一人称:俺。
※学園物シリーズにも登場。
甘味屋「鞆絵(巴)屋」 ※巴紋の看板が目印。
阿良木 永壽(アラキ ナガトシ)
髪:黒、白髪混じり。 目:焦茶
店主 男 30代
のんびりした性格。癒し系、別名歩くマイナスイオン発生器。
和菓子屋。
【袋小路『外』】
花屋「スミハナ(墨花)」
住嵜 雪彦(スミザキ ユキヒコ) 男 20~23歳
髪:薄めの茶髪、肩まで。 目:焦茶。
店長(一人)。
表通りの花屋。月一で「リアトリス」に花を届けに来る。
「リアトリス」の常連客でもある。マスターの利鋼とは古い付き合いらしい。
※暗い過去がある(元殺し屋、死体を桜の下に埋めた思い出がある)。
モルグ ※正式には櫟ヶ丘大学病院の医学部本館北側の地下にある。モルグは狭い範囲での通称。
木嵜 鎌(キザキ レン) 男
表通りの大学病院にいる監察医。樟葉の古い知り合い、『鎌(かま)ちゃん』と呼ばれているが本人はその呼び方を気に入っていない。
※刑事物に登場。
刑事物
御巫 朔(ミカナギ サク) 男 30代
刑事。
黒々とした大きい瞳が印象的な童顔。小柄。
飄々とした性格。
知識が多く、賢い。探偵役、割と直感型。
※実は半陰陽(戸籍上は男)。
明野 幟(アキノ ノボル) 男 20代
新米刑事。
ヘタレ。
宗野 利鋼(ソウノ トシカタ) 男 年齢不詳(20~30代)
スナック「リアトリス」のマスター。料理が上手く、朔の行きつけの店。
※袋小路シリーズに登場。
木嵜 鎌(キザキ レン) 男 30代前半
表通りの診療所で働いている監察医。
『鎌ちゃん』と呼ばれているが本人はその呼び方を気に入っていない。
御巫 亜記(ミカナギ アキ) 女 20代
朔の妹。
美人、切れ長目。焦茶髪、ロング。
兄より背が高い(朔が小柄)。
夜シリーズ
柳樂 朔弥(ナギラ サクヤ) 男:19~23歳 165cm
■黒髪。■黒瞳。どちらも真っ黒。ショート。目が大きい。小柄、少年っぽい。
見た目や言動が実年齢よりも幼く見える。黒猫のような動作。
悪戯好きで飄々とした性格。やや悪趣味。
人をおちょくる事が趣味。
職業は役者か監察医(未定)。
手先が器用で、腹話術、手品、など特技が多く、本人でも把握しきっていないらしい。
高校では演劇部、作楽は高校時代の後輩。
イメージカラー:黒
淋代 作楽(アキシロ サラク) 男:20~23歳 186cm
■茶髪(天然)、セミロング、肩まで。■黒眼。垂れ気味。大きめの口、犬歯。
背が高く、手足が長い。細身、それなりに容姿の整った青年。
職業は警官か役人、宝石や骨董品を調査する役職。
けっこう苦労人な性格。厭世的で面倒くさがりだが本質は計算高くやや神経質。
普段、漣家では飄々とした敬語を使う。
頭が回り、計算高く、妙に器用。喧嘩に強い。
野生の勘とも言えるほどすぐれた勘の持ち主。(予定)
朔弥の学生時代の後輩。朔弥を「先輩」と呼ぶ。
割といつもヘラヘラとしている。普段は飄々とした敬語を使う。ちょっと皮肉っぽい。
※本名は舞鶴作楽、舞鶴家は漣家とも付き合いの深い家で、父親は政界の大立者らしい。今は父親から勘当されて、実家との縁は切れている。
イメージカラー:白・茶・赤・黒
漣 葉卦(サザナミ ヨウカ) 男:20~23歳 176cm
■黒の髪、ストレート。■黒目。凛とした顔立ち。
古本屋『簫呼堂』の店主。
冷静・冷徹な性格。理屈っぽく、弁が立つ。
日がな本を読んでいる。本の虫。蔵書量は多い。
イメージカラーは黒・緑・赤
漣 了渦(サザナミ リョウカ) 男:20~23歳 176cm
■黒髪。■黒目。美形。
とある大企業の社長。
葉卦の双子の兄(二卵性双生児)。
天真爛漫で破天荒で奇天烈で破壊的な性格。金、とくに小銭が好きで、がめつい。
知識豊富で知能優秀だが、使いどころがいまいち。
イメージカラーは黒・青・白。
水國 那賀(ミクニ ナカ) 男:20~23歳 178cm
■色素の薄い白茶の髪、首~背中までで後ろだけ長い。■灰色がかった目。眠そうな顔。
実家は花屋。花や草木の種類や育て方に詳しい。学校では美化委員として花の世話もしていた。
朔弥の古い友人。
いつもぼぉっとしている。伊佐間と似たところがある。内面が老けている。
あまりしゃべらない、余計な修飾語を省いた口調。
イメージカラーは薄茶・薄緑・白。
毒嶋 雲太郎(ブスジマ クモタロウ)(渾名:毒蜘蛛)
紫色に染めた髪、カールを当てたように癖毛。濃紫の背広。ピンクor薄紫のシャツ。
赤と黒のストライプのネクタイ。服装の趣味は悪い。
作楽の部下。
胡散臭い敬語を使う。
学園物
ぬるい主役が活躍する学園ミステリ?
・舞台・
:私立櫟台高等学校、共学
3年前まで男子校で、男子生徒が多い(女子は全体の1~2割、雹芽たち2年生女子生徒が女子の第一期せいに当たる)。
・キャラクター・
2年生
冷泉 氷芽(レイゼイ ヒョウガ)
女 17歳 164cm A組 図書委員
中性的な顔立ちの女子高生、性格も男らしいが、時々爺臭い。
成績は学年一位、体育は十人並み。
本の虫で、学校でもよく読んでいる。一見、何を考えているか分からない。
両親が元鑑識の警察官と法医学者、二人とも現在は有名で有能な調査会社に勤務。警察官の兄と大学生の姉がいる。
両親が忙しい上、兄姉も忙しい&壊滅的に料理が下手なので、家族の食事は全て自分で作る、旨いレストランやスーパーの特売に詳しい。
秋庭 紅葉(アキワ コウヨウ)
男 16歳 174cm A組 美術部副部長
老成した高校生、爺臭い。
成績は学年二位。
氷芽とは幼馴染
(家が近所&親同士が知り合いなので、生まれてすぐの頃からの仲ではある)
ちなみに美術部の人員は少ない、絵を描きながらぼつぼつとやっている。
父は役人、一人称が私。その影響で小さい頃や素では紅葉も一人称が私。
一条 司(イチジョウ ツカサ)
男 17歳 177cm B組
学年のスター。学年No3。ちょっと奢った性格。
なぜか紅葉に話しかけていることが多い。
家は金持ちで父親が社長、一人息子。
秦泉寺 素雨(ジンセンジ ソウ)
男 17歳 178cm A組 新聞部・写真部
雰囲気の暗い高校生。存在感が薄くて寡黙、ぼそぼそとしゃべる。
忍者の末裔だとか、忍術を使って集めた情報が新聞に使われているのだとか変な噂が多数ある。
妙に情報通。周りの生徒からはオタクと思われている。
地元(忍者の里だという伝説がある)の旧家の息子。
音羽 木蓮(オトワ モクレン)
男 17歳 176cm B組 図書委員
ドライな性格で学者肌、成績はいい(学年4位)、なかなかもてるのだが本人は大の女性嫌いである。
本の虫で、紅葉の親友。
実家は警察のエリート。OLの姉と同居人の従弟がいるが、三人とも警察になる気はないらしい。
久我 睦樹(クガ ムツキ)
男 16歳 157cm C組 陸上部
小柄で金髪。
性格が悪い、口も悪い、ひねくれ者、根は真面目でやや神経質。ツッコミ。
沐璉の友人。
大学生の兄が一人いる。
音羽 竜胆(オトワ リンドウ)
男 16歳 166cm C組
沐蓮の従弟、両親を早くになくしたので沐蓮の家で同居。
女顔。美形。
司とよく一緒にいる、というより付きまとっている。
里見 晴佳(サトミ ハルカ)
女 16歳 156cm B組 文芸部 美化委員
夢見がちな少女、わりと雹芽に付きまとっている。
腹黒い性格、見た目がかわいいから余計にたちが悪い。
好奇心旺盛で情報通。
一人っ子。
蓮杖 一和(レンジョウ カズワ)
女 17歳 177cm B組
スポーツマン風な少女。少年に見える。
雄雄しい性格。面倒見が良く兄貴分みたいなところがあるが、一匹狼。
雹芽とは小学校からの付き合い。
兄二人と弟二人。
篁 吉敷(タカムラ ヨシキ)
男 16歳 175cm A組 学級委員
一見真面目な学級委員だが、その実かなり変人。仕事振りは真面目。
眼鏡。
八戸 初巳(やと はつみ)
女 17歳 156cm A組
わりとぽーっとしている。変人。
小柄。ときに毒舌。
七海(なつみ)という姉妹がいる、名前の由来は葉摘・菜摘から。
伊佐 文代(いさ ふみよ)
女 17歳 168cm A組
長身。とても気弱。
初巳とよく一緒にいる。
裏の裏
【裏物語】
時代は現代。
幻想時代小説作家・藤月才助はある秘密があった……。
主な関連作品
商人シリーズ(商人、月亭燈篭)
袋小路シリーズ(簗木才輔)
刑事物シリーズ(御巫朔)
夜シリーズ(毒嶌雲太郎(毒蜘蛛)、淋代作楽)
…など
:藤月と担当編集者の会話、打ち合わせの後、編集者は出て行く。
:藤月の回想。
本名は簗木才輔であること、
数年前に失明したこと、
著作の小説に登場する商人から義眼を買ったこと、
その商人に了解を取って、商人の体験談を小説の題材としたこと、
(小説は架空の物語ではない)
(商人は商売の宣伝になると思って了承した)
かつて失明する前、袋小路の古書店「卍屋」で店員をしていたこと、
その袋小路のこと。
:あるきっかけ(?)で昔働いていたはずの袋小路がかなり前から存在しない事を知る。
調べてみると、数十年前(十数年前?)偏屈な叔父が働いてた事が分かった。
:回想。
商人が義眼の持っている特異な効果について話していたのを思い出す。
その義眼には、この世のものではないものが見えたり、過去の記憶が見えたりすること。
また、義眼の適合者は、前の所有者と性格や経験が似通っている者であること。
:その後、かつての義眼の所有者が叔父だったことが判明する。
(ちなみに、叔父は数年前に他界。本に囲まれて生涯を閉じたらしい)
(『袋小路』中で才輔が名前で呼ばれることはなく、名前が出てくるのは本人の回想の中のみである。つまり『袋小路』の物語は才輔が『義眼に残った叔父の記憶』から再構成された『才輔自身の体験として認識されていた物語』であるということ)
:そもそも簗木家は代々とある藩の蔵書を管理しており、
江戸時代の戯作者・藤月景昭(『袋小路』中に著書が登場)も元は簗木家の人間。
先祖である戯作者の名前をとってペンネームにした。
:遺伝的な気質が、この義眼を手に入れた理由だと分かる。
…………
:失明の精神的苦痛や記憶の混乱などにより、最終的に簗木は自殺する。
:その後、警察の捜査が入り、明らかな自殺として処理される。
手記は御巫の手に渡る。御巫と部下の会話。
:さらに手記は御巫から毒蜘蛛に手に渡る。
:毒蜘蛛と作楽の会話。
※作家・藤月才助について
本名は簗木才輔。
著書:(タイトルはいずれも仮、後に変更の余地あり)
『萬屋幻想奇譚』
:絡繰の街で商人たちが活躍する。(商人シリーズ本編)
『戯作者 月亭燈篭』
:作中作の作者、藤月燈篭が主人公。(商人シリーズ番外編)
『萬屋行商記』
:萬屋幻想奇譚に登場する商人と落ちこぼれの龍の二人旅を描く。(商人シリーズ外伝)
など。
※著書に登場する商人は実在する。2X歳の時に失明した才輔は商人から義眼を買った。
(そのあたりは裏物語に収録、ここでは簗木才輔は作者ではなく登場人物)
※以上のことから藤月燈篭は実在する先祖(藤月景昭)の名前の借りた架空の人物である。