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イゴール・ハンナヴァルト

戦時中のある国の港町に暮らす青年。売れない画家であり、
画家の収入ではとても食べていけないため
港で荷運びの仕事をしている。
イゴールは自身の気質や感性を「画家としてありふれたもの」
だと思っているが、ニクセはイゴールの画家としての素質を
唯一のものだと思っており、イゴールの絵が好き。
娼館生まれの孤児で、ニクセとは子供の頃に知り合う。
貰われて行った先の家でやんわりとした虐待を受け、
17で家を飛び出した。その後ニクセと再会する。
徴兵され、兵士として戦い、片腕を失うが生還する。
処刑される直前のニクセの写真を生涯大切にして
その後の凪のような人生を生きることになる。

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