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フェアリーラボ

アルプトラオム

「性癖なるべくのっけたキャラ作りたい」と思って作ったキャラクター、リュメルさんと

リュメルさんが登場する二つのゲームの世界。

「ごきげんよう!君が今日就任した職員だね?
私はザントマン、リュメル・ザントマンだ
君のサポートをすることになっている、
あるいは相棒とも言えるのかな?
まあ、そこは君の働きぶり次第だ。よろしく頼むよ!」

シミュレーションゲーム

『フェアリーラボ』

脱出アドベンチャーゲーム

『アルプトラオム』

リュメルの顔が砂時計になっている。リュメルの姿が時々黒い手足を持つ何かになる。

shk014 ゲーデ.png

妖精王アルベリヒ・グロリアンダ("Fairy King" Alberich Glorianda)

伝説で語られる妖精の王。ある日世界からいなくなった。
主人公1であるアルベリヒ・ウォルバートとは別人。

ラエティティニン(Laetitinin)

リュメルが服用している薬物。

ドウェルガタル症候群(Dvergatal syndrome)

リュメルがかかっている病の名前。

人に知られていない妖精が存在できるようになった頃から発生し始めた病気で、

主に妖精としての力を使うことができる「テイル」と呼ばれる妖精たちが発症し、

都市で暮らす「フラワー」と呼ばれる妖精たちが発症することは極めて稀である。
症状は妖精としての力をコントロールできなくなったり、

妖精としての力を使う時に不安定になるというもの、

また妖精の身体に刻まれているフェアリータグと呼ばれる印が変化することが確認されている。

妖精としての在り方が揺らぐことが原因の一つであると言われている。
服薬等で抑えることはできるが今のところ完全に治療する手段は見つかっていない。

ティターニア・ラボ(Titania Laboratory)

ヴィヴィアンが所長を務める研究所。「花の都市」の端の方に位置している。

パック病院(パック・ホスピタル)(Puck Hospital)

ティターニア・ラボに併設されている病院。「花の都市」の外からも患者が来ている。

リュメル・ザントマンの詳細

正体は妖精のサンドマン(砂の男)であり、長い時を生きている。

ドウェルガタル症候群により眠りの砂を作り出す能力が歪んでおり、

眠りの砂を生成する際に頭が砂時計に変異する体質になった。
砂が目に入った生物(あるいは下位の人外)は昏倒する。

薬物依存症であるが、人間のための麻薬は効かない体質で、

ティターニア・ラボの研究成果であるラエティティニンという強い薬物を摂取している。

ラエティティニンは加工するとドルンラエティティンという強力な麻酔薬にもなり、

リュメルの生成する砂であるトラオムと合成するとおよそどんなものでも眠りに落とすことのできる薬物である

スピンデリンが出来上がる。

 

元々は異国の妖精だったが、何らかの理由で故郷の妖精をすべて数百年の眠りに落として故郷を出て、

ヴィヴィアンの国にたどり着いた。この事件は故郷の妖精の間では「涙の砂の雨」という名前の伝説になっている。

力を使う直前に食べた数千夜分の人間の夢と信仰の影響で魔力規模が一時的に神に近くなったが、

力を使った後は普通の妖精の魔力に戻る、ただし人から信仰されなくても生き長らえられる体質になった。
その事件の後からリュメルという名を名乗るようになる、本名はヨハン(神の優しい贈り物の意)、

リュメルはこの本名を嫌っている。

前妖精王が行方不明になり、その影響でヴィヴィアンのいる国の妖精たちが眠りについていたところで、

リュメルはその土地の妖精たちの目を覚まさせて、女王ヴィヴィアンの最初の国民になった。

そのころからヴィヴィアンとは付き合いがある。

 

ドウェルガタル症候群の最初の発症者であり、数百年経った今でも治癒に至っていない。

ヴィヴィアン・オーベロンの詳細

リュメルの上司、女性。正体は妖精の女王であり、妖精の王の妻。妖精という種族が始まった頃から生きている。
現在の身分は「元女王」。妖精王が世界からいなくなった直後は女王として妖精の領域を統治していたが、

現在は政界から引退しており、研究所の所長であり病院の院長であるヴィヴィアンが

実は妖精たちの中で伝説的な人物として語られる妖精の女王だったと知る者は少ない。
現在は妖精の女王の名前であるヴィヴィアンという女性名は妖精の間でありふれた名前になっている。

研究者としてのヴィヴィアンは妖精の科学者、とくに医学の分野では有名で、

人に存在を知られていない妖精でも存在できる方法を確立した。

妖精の世界で革新を起こした人物として認識されている。
元妖精の女王であったことを知られないようにしているため、

ディアには顔を出さず、そういった窓口となる秘書ビュグヴィルがいる。

妖精の王は死んだのか別次元に行ったのか不明だがとにかく今はこの世界にいない。

しかし体の一部と力の一部は残っており、ティターニア・ラボの貴重なサンプル兼動力になっている。
ヴィヴィアンがティターニア・ラボとそれに付随するパック病院を運営している目的は

主人公(アルベリヒやヘンリック)が解き明かすことになる。

花の街の妖精「フラワー」が人の信仰がなくても生きていられるのは、マッドサイエンティストとして目覚めたヴィヴィアンがそのように作り出したからである。

アルベリヒ・ウォルバート(主人公1)の詳細

ティターニア・ラボに入所したばかりの新米研究員。

一般市民として花の都市で暮らしていた妖精であり、妖精王の因果あるいは因子を持つもの、

ヴィヴィアンが運営する病院の健康診断から妖精王との関係を発見され、

ヴィヴィアンはそのことをアルベリヒ当人には教えずにティターニア・ラボに雇用した。

また、リュメルはアルベリヒの持つ特性について知らされていない。
祖父の形見の指輪を大切にしている。祖父からは富をもたらす指輪だと聞かされているが、

アルベリヒは「じいさんの与太話で、ただの指輪だよ」と語る。

ヘンリック・スヴァルトアールヴ(主人公2)の詳細

パック病院に収容されている患者。
都市の外の、北欧の神の世界とリュメルたちの住む妖精の領域が重なっていた地域で暮らしていた妖精であり、
ものづくりが得意な妖精の一族の出身。
ヘンリックは特にランプやランタンや街灯などの照明を作ることに長けていたが、
ある日からヘンリックの作る明かりがすべて点かなくなり、
パック病院を訪れ、ドウェルガタル症候群と診断される。
一族の生まれつきの体質で、太陽の光や強すぎる光が苦手、
太陽の光や強い光に当たると一時的に動けなくなる。

ビュグヴィル・ロカセナの詳細

ヴィヴィアンのすぐ下の腹心であり、ヴィヴィアンの代わりにティターニア・ラボ副所長兼

パック病院副院長としてメディアに顔を出す役割を担っている。
元は北欧の神の世界にあるとある大企業で、ユングヴィ・イングナルという社長の元で副社長として働いていたが、

社長に嫌気がさして辞めた。会社を辞める際にセック商会と呼ばれる非合法組織との繋がりが噂され、

同業社に入ることができなくなり、困っていたところでたまたま北欧の神の世界を訪れていた

ヴィヴィアンに声をかけられ、妖精の領域に移り住みヴィヴィアンの腹心として働き始めて今に至る。

副社長や副所長や副院長など、トップのすぐ下で働くことにおいて非常に有能な人物であり、

メディアに出るくらいにはルックスも良い。
ヴィヴィアンの下で働くようになってから医師免許を取り、副院長の肩書があるものの、

パック病院で患者を担当したことはない。

リュメルが患者であった頃のことを知っている数少ない人物で、

リュメルが研究所の職員になる際にヴィヴィアンに「彼には気を付けた方がいい」と忠告をしたことがある。

ユングヴィ・イングナル(Yngvi Ingunar):北欧の神の一族で。

化粧品を主に取り扱う大企業である「フロディ化粧品」の社長。

腹心に対してはワンマンかつブラックで苦労させるが、会社全体としてはホワイトな方である。

絶世の美青年であり、メディアへの露出も多い。

セック商会:北欧の神の一族であるローゲ・フヴェズルングが首長を務める非合法組織。

妖精王アルベリヒ・グロリアンダの詳細

伝説で語られる妖精の王でありヴィヴィアンの夫。ヴィヴィアンと同様妖精という種族が始まった頃から生きている。
妖精の存在が始まった頃から妖精たちをまとめあげ、

妖精の王として存在したが、ある日世界からいなくなった。

伝説では死んだとも別の世界に旅立ったとも言われているが、

妖精王アルベリヒが真実どうなったかはヴィヴィアンしか知らない。
花の都市の元となった城郭都市を作ったと言われている。

グリム・ゲーデの詳細

本性はハイチのヴードゥー教における死神。死とセックスのロア(精霊)。

伝承上のゲーデのように、生きてきたすべての人間を知り非常に賢明で、

その一方でひどく下品な態度や言葉遣いをすることがあり、陽気な性格で葉巻と酒が大好物。

土曜男爵 (Baron Samedi) 、十字架男爵 (Baron La Croix) 、墓地男爵 (Baron Cimetiere) などの別名をもつ

ゲーデという名の死神は襲名制。製薬会社を興したのはグリムの代から。


自身が生と死の間の仲介者であることから、夢と現実の間の仲介者であるリュメルには親近感があり、

またリュメルがドウェルガタル症候群の最初の発症者であるということに対して異様な興味を持っている。

世界

魔法も科学もある世界。リュメルのいるところは妖精の領域かつ科学寄りで、妖精たちの営みがある。

ヴィヴィアンの手によって革新がおきて「人間が妖精の存在を忘れても妖精が消えない世界」。

妖精王の力の一部はそのために(人間が妖精の存在を覚えていることの代替として)使われている。
「妖精の存在が消えることはない」だけで「消えはしないが妖精としての在り方が揺らぐ」ことは起きる。

妖精たちの間でドウェルガタル症候群と呼ばれている。リュメルもその一例。

フェアリータグ

妖精には妖精であることを示すフェアリータグと呼ばれる印が体のどこかに刻まれており、

その紋様は妖精個人と紐づけされて妖精庁が管理しており、妖精庁の管轄の役所で許可を取れば閲覧が可能である。

リュメルたちが住む妖精の領域の中で、妖精として在るものすべてが管轄であり、

ホームレスのような状態であっても妖精であるならば基本的には登録されているが、

妖精庁ができる以前から存在していて、妖精社会から身を隠している妖精のフェアリータグは、

妖精庁のデータベースに存在していない。

妖精庁ができる前に世界からいなくなった妖精王のフェアリータグは登録されていないが、

かつて妖精王だった妖精王の紋様は妖精庁のロゴマークとして採用されている。

ヴィヴィアンが運営するティターニア・ラボのロゴマークはヴィヴィアンと妖精王アルベリヒの紋様から

デザインされている。
リュメルの紋様は砂時計や砂の袋がモチーフ、ヴィヴィアンは水や剣、ビュグヴィルは石臼、妖精王は王冠や魔法の杯、

アルベリヒは杖だが後に王冠の紋様になる。

「花の都市」と「フラワー」と呼ばれる妖精たち 

多くの妖精たちが暮らす都市がある。古い城郭都市が区画を増設され続けたことで発展した、

俯瞰すると花びらが重なっているように見えることから「花の都市」と呼ばれ、

古くは「花の城塞」と呼ばれていた。単に「城塞」、「都市」などと呼ばれることもある。

そこで生まれ育ち一般市民として暮らす妖精たちの多くは、自分が具体的に何の妖精であるかの自覚がなく、

妖精特有の能力を使えない。

そういった具体的に何の妖精であるか自覚しておらず、

妖精特有の能力を持たない者は「フラワー・フェアリー(花の妖精)」あるいは略して「フラワー」と呼ばれる。

アルベリヒもその一人。

「テイル」と呼ばれる妖精たち 

一方で、都市の外に住まう妖精たちは自分がどんな妖精であるかの自覚があり、

それぞれの妖精としての能力を使うことができる、彼らは「テイル・フェアリー(おとぎ話の妖精)」、

あるいは略して「テイル」と呼ばれる。ティターニア・ラボは花の都市の中にあり、

ヴィヴィアンやリュメルは花の都市で暮らしているが、二人とも「テイル」であり、ヘンリックも「テイル」である。

所長であるヴィヴィアンが「テイル」であり、高名な医者であり研究者であることから、

ティターニア・ラボは花の都市の外の妖精たちとも取引があり、花の都市の外からも患者が来る。

テイルたちの多くは都市の城郭の外側にある沼地や水辺や森など様々な環境で暮らしている。

都市の外の妖精たちも集落のようなコミュニティを形成することがあり、

そういった集落の中には都市と交易があるところもある。

「フラワー」、「テイル」を問わず妖精たちは元来祭り好きな習性があり、

花の都市では花にまつわる祝祭が多く開催されている。また花の都市の外側で暮らす妖精も同様に、

それぞれの地域や環境に関連した様々な祝祭を開催している。

妖精の領域と神の世界 

リュメルたちの住む妖精の領域は北欧の神の世界と一部が重なっている。
妖精であるリュメルたちが妖精の領域で暮らしているように、神の世界で暮らす神々がいる。

妖精の領域も神の世界もそれぞれ一つだけでなく、

複数の妖精の領域や複数の神の世界は部分的に重なりあって多重的な構造をしていて、その全貌は不明とされている。
すべての妖精の領域は基本的には各所のポータルで繋がっていて、

世界の境界があいまいなところもある。一方で、神の世界は区切りが比較的はっきりとしている。

現代の人間の世界も妖精の領域と繋がっている部分があるといわれているが、

少なくともリュメルたちの住む領域の妖精たちは人間に信じられる必要がなくなったため、

リュメルたちの住む妖精の領域と人間の世界を繋ぐポータルは基本的に閉ざされており、

人間の世界との境界も比較的はっきりしているが、

チェンジリングなどの妖精の持つ能力によって妖精の世界に引きずり込まれる人間がいないわけではない。

今時は人間の信仰から独立した妖精の領域の方が多いと言われている。

この創作に出てくる単語の​由来

リュメル:ドイツ語で「無作法者」「田舎者」「おバカ」あるいは「悪党」「悪徒」、男性器の意味もあるらしい。
ザントマン:ドイツ語で「砂の男」の妖精の意味。
ヴィヴィアン:「湖の乙女」「湖の姫」、「湖の精」、「湖の貴婦人」、アーサー王伝説に登場する人物。
ティターニア:『夏の夜の夢』に登場するオーベロンの妻。妖精の女王。
パック:『夏の夜の夢』に登場する妖精。
オーベロン:中世やルネサンス期の文学・伝承上の妖精王の名。
アルベリヒ:ゲルマン神話に登場するドワーフまたはエルフの王であり妖精王オベロンと同一視されてる存在であり北欧神話のアンドヴァリとも関連づけられている。
アンドヴァリ:(古ノルド語:Andvari、「用心深いもの」の意)。北欧神話に登場するドワーフ。滝の近くに住み、自らの意志で魚に変身する能力があり、自分を富ましめる魔法の指輪アンドヴァラナウトを所有していた。 
ウォルバート:アルベリヒの長男。
グロリアンダ:オーベロンの母。シャルルマーニュ伝説に登場する。
ヘンリック:ドイツ語名ハインリヒ。古高地ドイツ語で「支配者の家」という意味。
スヴァルトアールヴ:「闇の妖精」の意。北欧神話に由来する小人の妖精族。巨人ユミルの死体から湧いたウジ虫で、神々に人間の姿と知恵を与えられる。非常に醜い姿で、地下で暮らす。太陽の光を浴びると石になる。鍛冶仕事に関しては高い才能を持っていて、神々の道具などをたくさん製作している。
ビュグヴィル:豊穣神フレイの召使いで穀物の精、石臼をひく者。
ロカセナ:『ロキの口論』。『古エッダ』に登場する詩の一節である。この詩の中でロキは他の神々と侮言の応酬を繰り広げ、彼らを告発する。
ベイラ: 豊穣神フレイの召使いでビュグヴィルの妻。
ユングヴィ:北欧神話における豊穣神フレイの昔の名。
イングナル:北欧神話における豊穣神フレイの別名。
セック:北欧神話においてロキが変身した老婆の名。
ローゲ:ワーグナーの楽劇『ニーベルングの指環』に登場する、元の神話におけるロキのポジションに当たる神。元は火を神格化した存在だったと考えられている。
フヴェズルング:北欧神話におけるロキの別名。

ゲーデ:ハイチのヴードゥー教における死神、死とセックスのロアとされている。
グリム:「厳格な」「無慈悲な」を意味する。グリム・リーパーは死神の意。

イラスト 

Vroidでモデルを作ってMMDで踊らせてみた

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