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ミスター・リリー
(Mr. Lily)
175cm(可変) 年齢不詳 男性の姿(可変)
リリスと悪魔の間に生まれた子供たち(リリン/リリム)の男性型の個体の一つと思われている。リリー自身は人間に友好的にふるまうが、潜在的には人類の敵。
DNAは人間に近しいが未知のもの。パンドラ社でこのことが発見されたとき、彼は人類の新種である可能性があるのではないか、との検討がなされた。
人間よりも高い知性に加え、認識される姿を変えることができる、睡眠中の人間の精神に強く作用し、任意の人物の夢の中に自在に登場することができる、また、起きている人間を眠りに落とすことができる、任意の相手をマーキングし支配下に置くことができる、などの能力を持っていることが確認されている。夢に登場すると、人に性的興奮を呼び起こす夢を見せる傾向がある。彼に自由を与えると、夢を見ている人間と性交しようとする。
人間の目からみて中性的な青年の姿を取ることが多い、彼の本来の容姿はあらゆる機器でもはっきりと確認することができなかった。
新生児と同じ空間にいると、新生児が消失する。観測できず、彼にはその時の記憶がないと証言している。
男性器と女性器があり、精子も卵細胞も確認されている。彼は種の本能として人間のDNAを求めている。「精子は一番取得しやすいから、あと唾液」
彼の精子を人間の卵細胞を与えると数十体の、彼と同一の遺伝子を持った[編集済み]を生成することが確認された。「それは本来は僕の役目だ」
彼の卵細胞に人間の精子を大量に与えると数百体の、彼と同一の遺伝子を持った[編集済み]を生成することが確認された。「人に黙ってなんてデリカシーのないことをするんだ」
「姉さんたちならこんな施設に入るようなへまはしないんだろうな」
彼と同種のほかの個体(女性体が多いらしい)が言及されている。
現在は職員の性欲解消を目的に利用されることがある。
『彼はまるで人類を侵食するために設計されたかのようだ』、との記録が後に追加されることになる(未来の話、今は未発見)。
今まで恋というものはしたことがないらしい。
収容物ファイル名『Mr.リリン』
人間の遺伝子を取り込み、解析して、学習して、無数の「子」を成して、人類という種を侵略する種として設計されている。
「これは復讐だ、楽園を追放されたわたしの、わたしの子供たちの」
この個体は、その種の中でも最も若く、最も失敗作に近い。
人類の敵として作られているゆえに、人類が好き。
これらの未発見の事実が判明した後の収容物ファイル名は『悪魔の種子』に変更される。
クラス:Bronze(青銅)(収容の難しさ:5段階中3番目)
役職:収容物(兼性欲処理)
嫌いなこと:退屈
好物:媚薬とされる食品全般
趣味:お洒落
縁者:リリス(母親)、父親の悪魔、多数の姉たち
特技:セックスに関わること全般「人間は好きだよ、愛でもって性行為ができる種族だなんて、とてもすばらしいことだと思わない?」
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